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所在地 京都府京都市西京区上桂宮ノ後6-8
診療科目 産科・婦人科・婦人科(不妊治療)・麻酔科
病床数 29床 |
電子カルテシステム、オーダリングシステム、病棟管理システム、看護支援システム、
検査部門システム、日医標準レセプトソフト(ORCA)入院版、
エコー画像連携、予約システム連携、手術部門システム、栄養部門システム、
胎児数値取り込み(DICOM SR)、院内検査機器(CBC)連携
当院は1969年に産婦人科病院として上桂に誕生し、お産の病院だけではなく「女性のトータルパートナー」として地域に愛される病院を目標とし、女性が望む医療とサービスを整えております。外来においては、不妊の患者様や女性特有の悩みを抱える方に気兼ねなく受診頂けるように、「産科」と「婦人科・不妊治療」の出入り口や外来の診察場所を分けるなどの工夫をし、入院においては、ゆったりとリラックスした環境で出産して頂けるように複数のLDRを設置し、出産という大切な瞬間をむかえるためのお手伝いをさせて頂きます。 これまでの経験とスタッフ一同の想いをすべて詰め込んだ『女性に寄り添う身原病院』。 |
身原病院 |
病院自体のリニューアルオープンに合わせて電子カルテ化を検討しており、電子カルテの選定を開始しました。
の電子カルテを検討していが、産科の記録ができるシステムである事、オーダリングの指示受け・実施がしっかりしている事を決めてとしてシステムロード社にお願いする事としました。(身原理事長)
導入中の経過
導入が決まってから、本番開始までの期間が2か月ちょっとだったので、マスタ整備・操作方法の習得などに追われる日々であった。事務方は電子カルテ操作に加えてレセコンの操作も覚える事があり、大変であった。本番稼働直前にはシミュレーションを行い、マスタ整備・運用調整など繰り返し行った。(事務部門)
看護師は特にスタッフ間でのパソコンを取り扱える力量がちがった為、電子カルテへの入力が間に合わず、紙と電子の併用となることが多かった。
あらかじめ、現行の紙運用をベースに定型文やテンプレートを作成したが、紙では必要なかった項目を追加するなど、本稼働直後は忙しかった。実際に触って実務に合わせた入力する時間を多くとることが大切だと感じた。(看護部門)
当院の職員自体、パソコンになれていなかった事もあり、パソコン操作になれるところからのスタートとなった。また、リニューアルオープンに合わせての導入だった事も重なり、準備がしっかりできてからの稼働にはならなかったので導入後が訓練みたいになったところもある。今の患者受診数よりも、当時の受診数が少なかったのでいろいろ慣れながら出来たので結果的には良かったと思う。(身原理事長)
外来 |
病棟 |
院内会議 |
導入での成果
紙カルテの頃は、カルテの保管場所を間違えるとカルテを探すのに、時間がかかっていたが、電子カルテになってカルテを探す手間がなくなり便利になった。(事務部門)
採血などの検査結果を時系列で一覧確認ができるようになり、患者様の状態把握が非常にやりやすくなった。病棟では温度板(経過記録)での出産日情報、ベビーの体重増減など1か所に入力したら自動的に反映してくれるので、手間も減り間違いもなくなった。(看護部門)
導入中にテンプレートを充実させたこともあって、書式が共通となり、複数の入力者がいてもカルテの閲覧がとっても見やすくなった。(看護・事務部門共通)
電子カルテを導入しようと思った理由の一つでもある、カルテを診察した医師のものとして扱うのではなく病院全体での共有物として扱う事ができるようになった。外来診察室より病棟のへの指示が行える為、診察と診察の間に指示を行えて便利になった。
診療行為の入力もオーダパネル自体が当院の内容に細かいところまで対応できるようになってきており、診療もスムーズにいくようになった。特に超音波機器から胎児数値がカルテに連携されるのは良い。(身原理事長)
身原病院 システム構成図
今後のテーマ
タブレットなどを駆使して診療の記録をできるようにしたい。(身原理事長)
3D・4Dエコーの動画をUSBメモリやSDカードに保存する時に録画ミスをしている場合があるので、電子カルテ側と連携してバックアップができると嬉しい。(事務部門)
紙の方が良いものについては紙で運用しているので、どれが電子化されているかなどの管理が電子カルテ側でできていると便利になる。(看護部門)